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朝日新聞

2004年2月1日

 

 

ソーラー版画 中学生が体験


瀬戸田のアトリエ


 瀬戸田町にある版画家みやち治美さんのアトリエで31日、「ソーラー版画」のワークショップがあり、町立瀬戸田中学校の生徒たちが思い思いのデザインで版画作りと楽しんだ。


 ソーラー版画は感光薬を塗った金属板に太陽の光をあて、透明フィルムに施したデザインが金属板に転写される特殊な版画。みやちさんは4年前から日照量が豊かな同町で活動しており、若い人たちにも知ってももらおうと同中学に呼びかけた。


 この日は、3年生14人が参加。全員初めての体験だったが、フィルム原画に花の絵柄などを描き込んだり、太陽光で転写するなどの作業を手際よくこなした。花嫁姿の女性をあしらった作品を手掛けた川本直人君(15)は「楽しかった。もっとうまくなりたい」と話していた。