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瀬戸田中学でソーラー版画の授業

 

 春一番の吹き荒れる2月23日、瀬戸田町立中学校(春田裕和校長)で、2年生美術専攻(林原教諭)14人と校長が、講師みやち治美の指導でソーラ版画を制作した。
 

 初めての画材に戸惑いながらも、躍動感ある作品が生まれた。
 

 今回も県立瀬戸田高校から、2人のインターン(梅谷誠君、川本直人君)が参加。自らの体験から失敗作の回復作業を、丁寧に指導して作品完成を手助けした。


 作品は構内に展示。

 

 

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 神妙な面持ちで太陽の儀式をとり行う生徒たち。

 

 昨年はオリンピック発祥の地、アテネで太陽の光による採火式が行われ、その火が地球を一周してアテネに戻り、そしてアテネ・オリンピックが始まった。

 

 採火式に近い、採光の儀式。このような形で太陽に触れるのも、なかなかの体験である。

 

 

 
 元の写真は、ほぼ真っ黒。明度を上げて人物を浮き上がらせたが、「色」が飛んでしまった。

 

 スタンドアップしている3人の左から、梅谷誠君、川本直人君。右端がみやち治美。

 

 2人は瀬戸田高校生で、瀬戸田中学のOBでもあり、中学生の時にソーラー版画を初体験。今は教える立場に。

 

 

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 で、生徒が作った作品群。

 

 同じ原版を元に、幾枚かの色違いバージョンがある。どの色のが一番良く、どの色だと失敗ということではなく、色によりどのように受け取る印象が違ってくるのかということを感じ取ってほしい。

 

 多色刷りに挑戦した作品も幾つかある。